4月末、梅の木などを植えた、山間の借入農地の草取りをしました。
ひと月ほどで、以前植えた場所がわからなくなるほど草が茂っていました。
(2枚の画像を比較して見てください。4月末と6月3日です)
これから夏を迎えて、木も草もどんどん成長してくるでしょうから2,3週間ごとに様子を見て草刈りをする必要がありそうです。
一人の若者が居場所に来て話をしてくれました。
彼は21歳のとき、海で事故にあい脊髄を損傷し障害者となってしまいました。
事故直後は全身が麻痺状態でまったく体が動かなかったそうです。その後のリハビリを通して今では車いすで行動ができるまで回復し、専用の車を運転して外出できるまでになり、活動の範囲を広げようとしています。
障害者就業・支援センターなどに支援を依頼しているが、なかなか職に就くことが難しいそうですが、それでもなんとか職に就いて社会との関わりを持ちたいと活動しているのです。
彼の話を聞いたあと、居場所の若者達から質問や感じたことを話してもらいました。
事故当時の詳しい状況についてや、リハビリの苦労、障害を負ってしまった自信の葛藤などについてさまざまな質問がでましたが、彼の答えは苦しみや悩みというものより、私たちから見て大変な状態であるにもかかわらず常に前向きに考えがんばってこれたこと、そうした考えは、関わってくれた医師や周囲の支援者のおかげで持つことができたいうことでした。
普段はなかなか接する機会のない人の話を聞いて、感銘や感動、刺激を受けたようで、皆いつにもまして真剣な表情であったのが印象的でした。
その後、コミュニケーショントレーニングを一緒にしてもらい皆との歓談の時を過ごしました。
今後は居場所で一緒にできるような活動があるときは参加してくれるということになり、解散となりました。
居場所を通して人とのつながりが広がり、また彼をとりまく人達の輪も広がっていけたらすばらしいと思います。
5月20日(木)の居場所は市民プラザの会議室を借りて今後のボランティア活動について話し合いました。
現在、何かしているかを聞いてみたところ、みなさん自主的に活動している人が多くびっくりしました。
保育所でのボランティア、デイホームでお年寄りのお話相手、施設の部屋の掃除、フリースクールボランティア、図書館ボランティアなどさまざまです。
(意見抜粋)
・居場所でも定期的にボランティアを続けていく方向でいいのではないか。
・ボランティアを行う際の作業時間をもう少しのばすべきではないか。
・有償ボランティアなどもあったらやってみたい。
話し合い後、施設内にあるパソコンを使ってネットでのハローワーク検索方法を学び
建物内の環境情報センター展示室、エコ商品売店などを見学して解散しました。
27日(木)は13:00元気塾「若者の居場所」集合です。
以前のDVD視聴会の際、若者に「皆に見てもらいたい、または一緒に見たい所持ソフト」の紹介をお願いしたところ、一人の若者がDVDを持参してくれたので視聴会を行いました。
「夜回り先生‐水谷 修」 テレビなどにもよくでている方なので知っている人も多いと思います。
主にシンナー、覚せい剤などの薬物汚染から若者たちを救う活動をされている方です。
薬物依存の深刻さと、自身が関わってきた若者達の話は重く衝撃的なものです。
そこにいたる入り口は、やはり「悩み」なのです。その苦しい現実からの逃避の過程で薬物にのめりこんでいって、やがては身も心も廃人と化す。
瀬戸際で防ぐことと、依存症になってしまった者へも手を差しのばすことの重要性、
若者達の苦しみも当然の事ながら、水谷氏のすさまじい苦悩と葛藤も映像を通して語られています。
「悩み」を解決することの前に、まず”語る””言える”ことのできる場がもっと必要なのでしょうね。
居場所に来る若者もそれぞれに「悩み」を抱えてる人が多いと思います。
悩んでいる、困っているということをお互いに知っていますから、他の人に言いづらいようなことも話やすいのではないでしょうか。いい機会ですから、少しづつお話してみるのもいいかもしれません。
6日の若者の居場所は総合体育館で体力づくりをしました。
若者5名が参加してくれました。
各々がバスケットボールやソフトバレーボールで遊び、メイン球技はバトミントンを皆でやりました。
ダブルス形式でスタッフ含め8名、コート2面を使ってのローテーション。
思ったようにレシーブのコントロールができなくて、羽があっちこっちに飛び
お互いにかなり走り回されて、想像以上に激しい運動になっていました(笑)
<参加者談>
・疲れました。ヘトヘトです。
・疲れたが楽しんでやることができた。
・羽はちゃんと競技用のものが欲しい(レジャー用セットのため羽がプラスチックでよくなかった)